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楽天イーグルスは死んだ・・甦るか?

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ファーム日本一決定戦を見て

両チームのメンバーを見て思ったことは「楽天は知らない選手が多いがソフトバンクはけっこうしっているな」ということ。
三森、上林、先発した大竹とか一軍でも活躍していた選手が多い。つまり選手層の厚いソフトばんくだからこそ二軍に甘んじているという実力のある選手が多いようだ。
それに比べて楽天は育成選手も多く一軍経験者は村林、オコエ、吉持(一応)、下水流くらい。投手は先発が西口、育成の池田、左の池田、釜田くらいかな。

まず、驚いたのが5打数4安打(内2ベースが2)でMVPになり50万円かくとくした村林。
ことしは守備固めとして出てきて1イニング2エラーで負ける原因となり早々に抹消された。打てない上に守りも駄目なら当然だと思っていたが。
いつまにか打撃力を上げていた。かなり打撃の練習をしたんでしょうなあ。
打率はリーグ7位の295.
安打数はリーグ1位
犠打数もリーグ1位
盗塁数はリーグ2位
エラーは年間3なので内野手ではかなり少ないほう。
三振数はリーグで最も少ない
楽天ファンは今年の2エラーが忘れられず「戦力外だ」という声も聞こえますがシーズン通年でも茂木や小深田よりエラーは少ないんじゃないかと勝手に思ってます。何より元投手で肩が強いため送球がよく、悪送球は減らせるはず。ただし本職はショートなのでサードとかはわかりませんが。

いつのまにか課題の打撃を克服していたのである。黒川は打率がもっと良いので来シーズン上がる可能性のある野手はこの二人ではないか。

西口はけっこう打たれていたが中盤から立ち直り147kのストレートとチェンジアップでかなり三振を取っていた。
池田は故障で育成なのだがストレートの威力は戻ってきているようなので来期は支配下かもしれない。
池田左は左で146kと普通なら打たれないはずなのだが、制球はどうしても上手くいかなくカウントが悪くなったところを打たれて失点。
最後に出たのはセーブ王の鎌田。
釜田は一軍で一回撃ち込まれてすぐに抹消したが、この試合を見る限り起用しないのはもったいない。変化球もあったが、ほぼストレート。そして全球150k超え。最速153kで完全に抑えた。
今日は投げなかったフォークもあるし、これならリリーフがいない終盤に昇格させていればDJより使えたかもしれないと思った。
そして下水流は2ランホームラン。しかも一軍でも投げた津森から。右投手だけど。(ちなみに左の大竹は打てなかった)

本当にこうしてみると一軍の誰が決めているのかわからないが、下から上げた右打者は左投手にしか起用しない、という方針はおかしすぎる。
村林も下水流も黒川も二軍ではほぼ毎試合出ているわけだから投手の左右関係なく打っての成績なのである。
例えば内田もスタメンは左の時に限定されていたが数字的には右投手の方が打てている。平良から打った満塁ホームランも右でしょ?
なのに未だに打てる選手を「浅村クラス」までいかないと右は対左だけ、とか昭和時代の野球やってんのか?と言いたくなる。今の首脳陣や球団上層部の年齢は左右病は「野球のセオリー」としてどうしても頭から離れないのかもしれないが、だったらそういう古い人間を使わなければいいのだ。

昔と違って様々なデータがNPB選手全員分がすぐに手に入る時代。さすがにセイバーメトリクスくらいは知っているのだろうが、いざ起用する際には「やっぱり右打者だから左投手に当てる!」と己の選手時代の古臭い考えを優先しちゃうんだろうなあ。

実際に右投手が苦手な右バッターもいるだろうし、左には滅法強い右バッターもいるだろう。逆に左投手に強い左バッターもいれば、定説通りに左投手はまったく打てない左バッターもいるはずだ。 要は個人差なんだから、そこでデータ分析をしたうえで、このバッターは左右どちらでも使う、とか左投手には使わないとか決めるのが普通なんじゃないのかしら?

今の首脳陣は多少はデータを見ていたような梨田氏時代と違って何も考えずに左には右、右には左という固定観念だけでやっている。 今の時代ではこういうのはセオリーとは呼ばない。

というわけで投手は有望な選手がまったくいないわけではないが野手は黒川と村林くらいでしょうか。オコエはタイムリー含む2安打を打ってましたが、いずれも西田のグラブをかすめて抜けた球足の遅いゴロでのレフト前ヒット。ただ、小郷、辰巳、田中も2割の人なのでチャンスはあるかもしれませんね。少なくとも小郷よりは守備は良いはずだし。 それでは今日はこんなところで。

※拍手コメントありがとうございます。
★大阪近鉄さん、さっそくコーチは一人辞めますね。ただ監督はそのままのような気が。
★りりはちさん。村林DHは吉持ショートの為でしょう。吉持は何故かいつもフルイニング出場がなく、代走か代打ばかりだったので。まだ怪我の様子見なのかもしれませんね。今日見た限りでは走りも守備も元気でしたが。怪我歴が長い吉持は解雇されませんでしたが、彼や村林、黒川などに期待してドラフトでは投手中心にしたのかもしれません。また来年は大型野手にするのかもしれませんけど。
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