- 2017/06/27
- Category : 楽天イーグルス
松井と藤田の二遊間に涙
則本はいつものごとくの立ち上がりも、ややヒットを打たれる傾向。楽天は揃えたご自慢の左打線が３回まで内野ゴロばかりとディクソンに弄ばれる。ヒットはペゲーロのセンター前のみ。
４回にロメロの内野安打から恒例のT岡田に２ランをもらう。この程度は想定内ですが打線がディクソンを打てそうにないのでいやな感じ。
４回。ペゲーロ四球から聖沢のラッキーポテンヒット。ウィーラーの打席中にペゲーロが痛恨の牽制アウト。ウィーラーのヒットで１．２塁。ここで銀次が１、２塁間をぬけるかという当たりを打つがセカンドがかろうじて止めるがファーストはセーフ。この間にセカンドランナー聖沢がホームに突っ込むが小谷野が気づいてバックホーム、余裕でアウト。
これって普通はホームへ行くもんなんすかね？打球は割と早かったから抜けないでセカンドが捕った時点で聖沢はまだサードに達したか微妙なところだろ思う。つまり聖沢本人は見てないかもしれないからサードコーチャーが１、２塁間を抜けなかったのにＧＯサイン出したってことになるけど。ファーストが気づかずに送球が遅れると判断してＧＯが普通なのかしら？聖沢滑り込んでたけど立ち止まってもおかしくないほど余裕のアウトタイミングだったもんなあ。疑問が残ったす。
そして５回からキャッチャーが細川に代わる。嶋はどっか痛いようですな。代わったからと言ってどこが違うとか則本が悪くなるということはなかったけど、なんで細川は捕球後にぽろぽろ落とすんだろうか。あれって前に落とす分には無問題なんですかね。フォークのワンバウンドならわかるけど真ん中のストレートでバッターがスイングもしないボールをいったん捕球してから、ボトっと落とすのが数回あった。そして、後に点に繋がるパスボールをすることになるんだよなあ。この時はフォークだったけど弾くほど変化が凄くはなかったよね、録画で何度も見たけどさ。
さて攻撃は６回ペゲーロのヒットのあと聖沢は三振でウィーラーもぼてぼてのピッチャーゴロで万事休すのはずがディクソンは派手な悪送球で２、３塁。ここで銀次が２－０からの内角カーブを引っ張って１、２塁間を抜くタイムリー。四球を狙いがちの場面だけど銀次らしく思い切りよく打ちました。それをライトの武田が後逸して二者が帰り同点、銀次は三塁まで。
ここでイケイケの場面は一気に決めたいところだけど、思い切りよく、というのを初球を打つ、と考えているであろう枡田さんがエラーすらも期待できないキャッチャーフライで同点止まり。
しかし７回に早速反撃にあう。大城がヒット。武田の時に細川がフォークを前に弾いて大城は二塁へ。武田がフォークをセンターにタイムリー。この後、若槻が送りバントを一塁線へ。プロ野球ニュースでも言ってたけどファウルになりそうな打球を枡田が慌てて取って一塁でアウト、送りバント成功。ファースト守備慣れてないのがでましたね。
これは状況判断なので仕方ないけど前進守備にセンター定位置フライ打たれて、結果タイムリー３ベースで再び２点差。本当はこのへんでテレビ消そうかと思いましたん。
そして８回。岡島、細川があっさり凡退した後で三好に代打！え？三好ってさっきホームラン寸前の大飛球打ったじゃん。Ｔ岡田がジャンプして捕った。むろん聖沢なら追いついてジャンプしないで捕っただろうけど。しかも代打はアマダー。ランナーいない時に出す意味あんのか？これはもう勝てないと思ってその場限りの采配だったと思える。だって結局最後に藤田、今江とか出してるんだから、それなりの場面までとっておくべき。アマダーは珍しく１４５ｋの速球を逆方向に強い当たり。武田がジャンプして好捕。タイミングが合わなければスタンドインかフェンス直撃弾だったのになあ。しかし右に大きいのが打てるようになったのは良い傾向では。
さてこの後はどちらも凡退が続くが９回の登板が久保でびっくり。昨日みたいな６点差なら「３点取られても３つアウトとればいから、投手つかいたくねえし」という意味合いでわかるけど。２点差で裏の攻撃が残ってんだよ？捨ててんのかもう？とも思いましたが。結果的に１０、１１、１２と松井、ハーマン、福山を使えた分オリックスより有利だったので、よく考えられていたということなんでしょう。しかしここからも中継ぎの不足は鮮明に浮かび上がりますなあ。こういう時に使わないなら戸村、菊池、入野置いておく意味ないのでは。ただ久保は１四球は出すもほぼ完ぺきに抑えてくれました。
いよいよ９回。相手は抑えの平野。開幕戦で勝ったのはペゲーロが打ったからだけどペゲーロには回らない。ウィーラーがセンターにライナーでヒット。銀次もセンターへ。捕られたかと思ったけどグラブからこぼれました。ここで不思議なのがノーアウト１、２塁で枡田に送らせなかった事。だって１アウト２、３塁なら次の岡島、細川（代打）のどっちかに１ヒット出れば同点でっせ？打たせていけば最低でも２塁打でなければ二人は還れない。つまりヒット２本必要じゃん。しかもゲッツーになったら２アウト３塁じゃないの。それほど監督は枡田の長打を信じてたってわけですかねえ。枡田またしてもキャッチャーフライ。
ここで細川に代打、藤田。え？松井稼頭央じゃないの？と思いました。だって藤田最近打ってないじゃない。藤田、平野のフオークを全球マン振りする。三振したボールが若月の股の間を抜けていきバックネットへ。藤田走る、ウィーラーホームへ。セーフ。これスローで何度も見ましたがベース前でワンバウンドしたボールをかなり離れた場所で振っていた。もしやワンバウンドで捕りにくそうだから空振りしてパスボールを狙ったのだろうか？とも思ったけど。ま、ただのパスボールでも三塁ランナーは還ってこれるし空振りする必要はないしな。
そして満を持して松井稼頭央の登場。１５０ｋ超えのボールに振り遅れの空振り。解説でも宮本さんが「もう速い球には対処できませんね」と言っていたが。外角の同じく１５０ｋの速球を逆方向に鋭い打球ではじき返す同点タイムリーヒット！痺れました。さんざん特別枠でベンチに居るなどと書いてきましたが、大きな場面でも重圧をはねのけて結果を出す勝負強さは他のメンバーにはないものですね。久々に野球を見ていて興奮しました。
そして、ベンチとしては予想内だったでしょうが三好を早くに代えてしまったうえ、点が欲しくて阿部も代えてショートがいないと。ま、今江を一塁、銀次が二塁、藤田をショートという手もあったんでしょうが。藤田は松井よりやっていない期間が多かったのか、監督のサービス精神なのか、松井稼頭央のショートという二度と見られないものが実現しました。
誰もが、そこそこ難しい当たりが飛んできて、昔と変わらぬ華麗なプレーを見せてくれないか！と思ってたでしょうがなかなかボールがきませんでした。しかし１１回、駿太を一塁に置いて大城がセカンドよりのゴロを打つ。松井が慎重に捕って藤田にトス、藤田から銀次にわたって６－４－３のダブルプレー。藤田と笑顔でグータッチしている松井稼頭央は実に嬉しそうでした。その後もレフト前のフライを深い位置まで追って捕球するなど安定したプレイを見せてくれました。
試合は、下妻のバント失敗などあり（といっても１０回から１２回まで楽天はノーヒットなので下妻が成功していても勝てなかったのですがね）盛り上がった割には尻すぼみ。勝ちに等しい引き分け、とは思えなかったですな。
ま、かなり打てなくてイライラした選手はたくさんいるわけですが、その選手たちの悪口は明日にでも書こうと思います。思い当たる選手のファンの方は読まないでくださいね！
拍手コメントありがとうございます。
大阪近鉄さん、やっぱり置物も新しいの買うまでは必要かも、と思いました。
ハサミトギさん、５イニングくらいならショート松井もアリなのでは？
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