- 2017/10/27
- Category : 楽天イーグルス
本年度外国人選手の評価
外国人野手3人スタメンというのは滅多に見ませんが、球団や監督の事情がかなりあったのだろうと思われます。外国人選手は当たり外れが多い上に、当たり過ぎると他球団に移籍したりメジャーい戻ったりすることも多いので、ほとんどは「今年限り」のつもりで獲得するのが多いのではないかしら。
楽天の場合、2013以降は6位、6位、5位とくれば、場合によっては不人気球団へ一気に落ち込む可能性だってあっただろうと思われます。梨田監督も3年契約とは言え今年5位以下なら間違いなく解雇でしょうから、数年後とか育成とは抜きにして「まずはAクラス」だけを目標にしていたのかもしれないな、と。
ちょうど去年の終盤に怪我からやっと復帰したアマダーが良い感じになり、緊急で獲ったペゲーロも長打を連発。ウィーラーは2年目で完全に中心戦力になっていた。しかも3人ともさほど高くない年俸で来期も契約できる。そこで打線はもう3外国人にまかせちゃって上位を狙おうとしたのではないか?
ま、3人そろって調子が良いという事もないので、いつも一人は不調か怪我だったことを考えれば大事な時期は2人というケースが多かったような気もしますが。
早い話、今年に限っては「日本人長打打たなくていいから!」というメンバー組だったと思うんすよ。つまり日本人は繋ぎとタイムリーシングルヒットのみでよし!みたいな。
しかし、このパターンは外国人が移籍しちゃたりすると始めからやりなおしだし、怪我すると替えが聞かない分、シーズンが終わってしまう可能性が高い。なのでいまのうちに並行して長距離打者を育成するためのドラフトが今日だったのでは?というまわりくどいお話でした。
こんな長い話しなくとも日本人長距離打者が必要であるという事はどの球団でも同じでしょう。西武みたいになれたらメヒア解雇して野手はウー、投手に3人つぎ込めるわけだし。
楽天の大砲候補といえば一軍にはおらず、内田くらいのものでしょうか。中川、枡田をいれていいいかどうかは年齢的なこともあってわかりません。
ウィーラー評価A
着実に毎年成績を上げてきていることと、外国人だけでなくチームのリーダーシップにも見るべきものがあります。ホームランは31本ですし打率も.270には乗りました。チーム内TOPの7盗塁もアグレッシブさの表れでしょう。しかし序盤、後半にやってきたスランプは生やさしいものではなく、ペナントの順位にさえ影響した感があります。年間通じてだったらパリーグ2番の外国人だったんすけどねえ。サードの守備が悪いと言われてますが、多分だけど今江がやるのと、そう結果はかわならいような気がします。むしろベアハンドで掴んてスナップで投げる芸当は今江にはできませんから良い部分もあるのではないかと。なので来期は.285、40本くらいは期待しますね。
ペゲーロ
今年もヤフオクドーム看板にぶち当てたようなホームランは何本がありましたが、後半になると長打はめっきりと減り、単打で4の1というケースが多く、とても中軸では使えないという状態になりました。wikiによれば元々は直球に強いけれど変化球に弱く三振が多い、とのことでしたが日本に来てからは逆な感じ。変化球は打てるけどスピードボールが打てない。
もしかするとこれは変化球の多い日本に合わせて「変化球待ちで直球にも対応する」という町方にしたのだろうか?インハイに限らず150くらいのストレートの場合は全部、振り遅れてファウル。好きなインから真ん中高めの緩いボールなんてめったに来ないから三振ばかり。ボールを上がらない。速い球とフォーク系を使っておけば、ほぼ三振に取ることができるバッターだとおもわれているのではないから。足が本調子じゃないのか内野安打もでないし、レフトへ打ち上げたのがぐんぐん伸びてスタンドイン、というケースも最近はない。案外ペゲーロが不安材料だったりして。希望としては.300、30本くらいは期待したい。
アマダー
試合の中でどうしても点が欲しい時に同点や逆転のホームランをうつイメージがあるので居てほしい選手ではあります。打った瞬間!のホームランが多いので見ている方には大変爽快感を与えてくれるわけであります。
しかし一試合3連発は特殊な例であり、よくても1試合1発、4の1が多いわけですね。しかも、やればできるのかもしれませんがランナーがいて、あと1点だけ欲しい、というケースに軽打をする気がないように見えるんですよね。全打席ホームラン狙ってたら、そりゃあ数試合の4の1が精一杯ですよ。だからたまには振り遅れでない右内でシングルタイムリーでも打ってくれれば中軸におけるんですけどねえ。
さて守備は思ったより悪くないと思います。ただ打球の捕球、送球などの面で。捕球に関してはミスはなかったはずで、けっこう難しい当たりも普通に撮ってました。しかしサード、ショート方面からのワンバウンドでの送球捕球は銀次ほど(当たりまえか)上手ではなくコボスシーンも見ました。問題なのは捕球はできるけど、その範囲が極端に少ないということでしょうか。銀次が飛びつくような当たりは初めから動かないと見てよさそうです。
また打撃では半速球といわれる緩い変化球が真ん中より上に来た時だけ、打てる模様。去年は低めのボールも救いあげてスタントインしていましたが、今年はありませんでした。
また、速球が打てるのは150以下までのようですねえ。それを超えると振り遅れて頑張ってもファウルでワンバウンドするフォークを無理に打ちに行って三振という流れ。
来期はソン次第ですが、打てない時期が2週間も続けば登録抹消でしょう。もうひとり打てる外国人を保険で獲るような気もしますからね。
そして今日のドラフトは首脳陣もじゅうじゅうわかっていた長距離砲の獲得が最大の目的だったと思われます。だって上記の3外国人はいずれいなくなるわけですからね。
なので競合を覚悟して清宮に行ったのはよかったでしょう。当たれば大谷以来の大人気球団になったかもしれないし。なんか当たらないような気はしましたけど。
外れ1位は村上。これは監督も言っていたように捕手としてよりも長距離打者として撮ってから転向でもさせる気だったのでしょうか?
しかし、これも外して1位は近藤弘樹。よくわかりません。
そして、3位の慶応、岩美。完全にホームランバッターとしての指名でしょう。もしかすると一軍でけっこう見られそうかもしれません。
そして、山崎というセカンド、田中という長打がウリの外野手。
二年後くらいに出てくれば、という選手もいるようですが外国人の成績次第では長打を打てるルーキーなら十分に出場チャンスがあるような気がしますね。
米拍手コメントありがとうございます。
いやぁーさん、短期決戦は苦手なんすかね?
らく10さん、CS敗退で足りなかった能力をドラフトで獲得できたんすかね?
ハサミトギさん、捕手は、安田以外にもいたのに取りませんでしたね。
大阪近鉄さん、ソンの出来次第でハーマンは二軍ですかね。アマダーがアレなら二人投手?
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