- 2018/01/11
- Category : 楽天イーグルス
オコエは意識が低いのか
こういった話は去年のオフからいくつか漏れてきたわけですが、そこんとことを色々考察してみたいと思う訳です。
まず去年のオフ。台湾のウィンターリーグに行ったはいいものの、歯が痛くて脱落。その後、父の祖国ナイジェリアにいったあと彼女とハワイへ観光、そして太った体でキャンプに現れてダメなバッティングフォームを披露して怒られた。というところかな。
で、今回のオフは、まずジャパンに選ばれるも出番なし。メキシコにいくも初めの試合で3打席三振で干されて解雇。バリーボンズのトレーニング施設でのトレーニングは中止して、最近は六本木で派手に飲んでいるところをSNSでアップ。
つーわけで「オコエは能力はあるいけど意識が低すぎる」と言われているようなのですな。
果たしてそうなのか?
まず、これまでの他のルーキーの入団初期を考えてみよう。
ダルビッシュは確か今のような超ストイックな人ではなかった。初年にパチンコ屋でタバコを吸うなどして処分を受けた。やはり一年目から目いっぱい野球をやるという姿勢は見られず甘く見ていたんだろう。しかし誰かに言われたのか、今を見ればわかるが、超ストイックな生活に変えて、そのトレーニング方法は球界でも上の方だろう。
同じように日ハムの中田翔も一年目はあきらかにだらだらして一軍定着まで3年もかかった。
中田が一流になったのはある意味、改心したダルビッシュに散々ハッパをかけられたからかもしれない。
このように類まれなる才能があっても卒業したとたんに様々な遊びにのめり込んでしまって野球生活を棒に振る選手も多い。ダルや中田はまだバカではなかったことと、周りがしっかりしてたんだろう。古い話だと中日の藤王なんかはろくに野球もせずに素行の悪さで消えてしまった。
これは野球選手だけじゃないけれど就職をすれば誘惑は多い。成人ならお酒を飲んで歩く楽しさも覚えるだろうし、何といっても女性との交際は学生時代とは比べ物にならないほど自由になる。
むろん一般社会人だって異性と一切触れあわないわけもないけれど、だいだいは上手く仕事と折り合いをつけるものである、例外もあるけど。
松坂なんかは女性問題と言うか、会いに行って車を違法駐車したあげく替え玉を使って問題になった。一般の社会人とは仕事内容が違う野球選手は、単純に一流選手になる為には異性交際は邪魔だといえるかもしれない。というか、そういう風に世間と言うかスポーツ記者は見ていると思う。
そういう観点から見ればオコエは酒、女…ばくちはしないけど、満貫かもしれない。
ただ、スポーツ記者はあらかじめ記事の方向を決めて取材する傾向はあるだろう。
ハンカチ王子はすでに「いつ引退すんの?」という取材のジャンルが決まっているようなもんだ。
オコエは真面目にトレーニングしているという記事より「六本木で飲んでた」とかがメインにされがち。
去年だって、やや太めの体は単なるデブだと報道され、怪我もあって離脱したことから監督も怒った。その後は夏まで練習したから不明だが、体は大きいままでスピードは衰えていなかった。トレーニングで速いままで大きくしたのか、不摂生で太っていたのかはわからないと言える。いつのまにかオコエは「不摂生」というキーワードで取材されるようになったといえる。これは本人と密に話していない場合、監督に誤解される可能性はかなりあると思う。
オコエにしても年末年始くらい実家に帰るだろうし、帰れば昔の旧友と酒も飲むだろう。成人なんだし。別に女性と会ってもいいだろう。結婚して毎日女性と暮らしている先輩もいるのだし。
ただ大谷とかイチローと比べるとぜんぜんストイックじゃないことはたしかだ。
特別かもしれないけど大谷は許可なし外出禁止でも苦にもしていないようだ。あれだけマスコミが狙っていても何もないということは。女性とも一切会ってないし、酒ものみにいかないし、別にファッションにこだわるわけでもないということ。
要は野球以外の事はしません!という姿勢である。
ある意味、ファンはこうであってほしい。選ばれて野球選手になったのだから。女性と遊ぶとか金髪に染めるとかブランド洋服を着るとか、飲み歩くとか、無駄な事はしないで、今は全てを野球に費やして欲しい!と思ってしまう事もあるだろう。
日本人は昔から「遊ぶのは一人前になってからしろよ」という不文律みたいなものがあるからねえ。
これは比較的最近の傾向のようにも思える。大昔なんか往年の名選手が「朝まで飲んで酔ったままホームラン打った」とか偉そうにいってたくらいだから。ただ、そういう選手が酒飲まないでストイックに練習してたら、充分な休養を取ってたら、もっと凄い選手になってたかと思えば、まんざら現在の方向は悪くないともいえる。
で、オコエの事だけれど、先にも書いたが今は「サボってる」風な話題しか報道されない傾向にあるような気がする。いくらなんでも毎日飲み歩いているわけではないだろう。しかし則本や岡島とかと合同自主トレでもしない事には、個人の自主トレなんてネタにならないという理由で取材はしても記事にはしないのではないか?とか思ってしまう。
もしそうだとすれば我々にはキャンプまで、また「オコエ意識低い」系のニュースしか流れてこない事になるので、全面的にそれを信じちゃうのはいかがなもんか?と思ったりする。
オコエの場合はルーキーでもベテランでもないから2月のキャンプからオープン戦まで全力でいいところを見せて開幕一軍が絶対条件だろう。となれば準備できてない体でキャンプに現れた際は報道云々は別として自主トレ失格であると思ってもいいのではないか。
逆にキャンプで良い動きを見せているようなら、どんな報道がされていてもプロとして合格だ。要はプロだから結果がすべて。結果を見てから「意識低いわ、やっぱ」と言ったらどうなんだろうか?というところですね。
個人的には練習量が少なくとも要領よく課題をすぐクリアするタイプだと思うので、今年は怪我さえなければ常時スタメンは別としても常時一軍にいられる可能性はおおいのではないかとおもうのでした。
※拍手コメントありがとうございます。
ハサミトギさん、外国人野手3人が前半好調ならオコエDはなかなか出番がないかもですね。
66才さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします!
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