- 2020/11/07
- Category : 楽天イーグルス
稀に見る良い引退試合
公式戦ならお互い真剣勝負して打たれたら打たれたでいいと思うんだけど。
しかし今日の渡邊直人の場合は違った。1番DHで登場。その1打席で終わりかと思ったら最後まで出場、しかも最終回はDH解除してショート守備にも就くという珍しいパターン。
無論、これは楽天にCSの目がなくなったからであり、まだ2位争いをしていた場合は初回先頭バッター1打席で終わっただろうから楽天側のヤラセであったことは確かだが。
しかし相手は容赦なく真剣勝負してくる。だって2位争いで一つも負けられない状況なんだから。
そして二打席目に見事なレフトへのライナー2ベース。TVでは「相手投手もストレートだけで勝負してくれた」とか言ってたがルーキーが負けられない試合でそんな余裕があるわけない。単に第一打席を見て「ずっと試合に出ていないから下手な遅い球より速球に振り遅れる」と捕手が判断したんだと思う。そして平井から打ったヒットも「これぞ直人のセンター前」という抜群のヒットだった。
こういうのを見ると、下水流やら岩見やら今年は対左用の右打者がいないくて苦労してきたので、毎試合じゃなくても左の時だけスタメンで起用したらイケたんじゃないかと思ったくらいだ。ある程度出番があれば引退は考えなかったかもしれませんね。
去年は渡邊をベンチに置いて抹消しないことに、かなり文句を書いたが、それは起用しないのに置いておく、代打は向いてないのに意味のない場面で代打で出すという起用法に対してである。今年のようにブラッシュが消えて右打者が捕手を除くと浅村、田中だけになり下水流を起用せざるを得ない程困っているなら一軍登録して出せばよかったのである。
そして最終回にはDH解除でショート守備というファンサービスというか直人サービスか。運よく打球が飛んだ。これはプロなら当然だろうがダイレクトでも楽に取れるハーフライナー。しかし一塁ランナーはハーフウェイで様子見をしていたのでわざとショートバウンドで捕球してゲッツー成立というベテランらしいプレーを見せてくれた。このゲッツーがなければ岸もこの回、1点では済まなかったかも。
そして岸の9回2失点完投という頑張りも直人に対する思いからきていたのだろう。
ただ一つだけ残念だったのが、1アウトランナー1、2塁の場面で鈴木にバントさせず強行してゲッツーチェンジになったこと。いや普通はバントして2、3塁になっても犠打では帰れないからしないんだが。浅村が打点王を争っているわけだ。だから4番にして前にランナー貯めて大量打点を捕れるようにしてあげているんでしょ?だったら消化試合なんだから1ヒットで2打点取れる場面にしてあげればいいのになあ、と。浅村がいたから4位で済んでるんだからさあ。
タイトル争いで相手に対して敬遠責めのような手は卑怯だが、自チームの選手なら打順を変えたりいい所で代打に出したりはアリだと思うんだけどなあ。
それにしても浅村はかなり調子が悪いですなあ。明日、満塁ホームランでも打たないと追いつかないですね。
さて明日は最後の試合。瀧中は強打者揃いのチームには有効なので期待したいが、西武も必死だから、どうなるかですねえ。
※拍手コメントありがとうございます。
★確かに下水流より数段良いとは思いますが要は一年持たないという本人判断カモしれません。下水流は石井GM案件ですが同じ石井案件の数人が戦力外になったので下水流も戦力外のような気がします。
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