- 2022/03/28
- Category : 楽天イーグルス
岸無援護ではなく身内に放火犯
打順が一回りしてからはややバッターも考え出したようだがコーチが「見逃し三振でもいいから低め以外捨てろ」とか早く言ってあげればなあ、と。でも実際に打席に立ってみないとわからないのかも。
しかし渡辺佳がその辺を察したか振りにいかずに四球を選ぶ。安田は大振りはせず、当てて弾く感じでレフトにヒット。けっこう器用ですな。田中の送りバントは失敗。悪いバントとも言えなかったがランナーが渡辺だったこと、松川の判断が早かったのがよかったようだ。ランナーによってはフィルダースチョイスというタイミングだったけど。
しかし西川が甘くなったフォークをライトへ2ベース。バント失敗の田中も実に上手いスライディングで2点を取って逆転。
1点差じゃどうもなあ、と思っていたら西川が四球から盗塁、浅村のタイムリー。これも西川でなければ還れなかっただろう。まだ二試合であるが西川はすでに盗塁2。完全に今日のヒーローではないだろうか?
しかし思わぬ落とし穴。ブセニッツは変化球はまるで決まらないもののストレートは155kをマークし誰にも打たれなかった。
しかし今年は8回の男・・・とされていた安楽。個人的には安楽じゃないんじゃね?と思っていた。確かに去年の松井離脱後は安楽=酒居>西口>>>>>ブセニッツでブセニッツはビハインドしか登板しなかった。だが今年は練習試合からブセニッツはノーヒット(だったような気がする)ピッチングである。逆に安楽は無失点だったが必ずヒットを1本はうたれていたはず。それもアンラッキーなヒットではなく完璧にとらえられたヒットで2ベースもあったかと記憶している。勝ち継投に入れるのはよいがセットアッパーじゃないだろうよ、と思ってはいたのだ。
だって150k近いストレートは投げるけど相手が絶望するような決め球はないし。
ただ、いつもは捕手が炭谷に交代していたような気がするので安田がよさを引き出せなかったのかも・・・カーブは一球も投げていなかったし。
落ちないフォークをライトに2ベースされた時点で替えろよ、とも思ったが仮にもセットアッパーをまかせると言った手前、初登板で打たれてすぐに交代はできなかったのかも。
しかし、松井が数回打たれても「クローザーは松井だ」というケースとは違う。安楽は実績という点で去年の後半だけしかないのだ。
どう考えても調子のよい選手を8回に持ってくるべきである。3ラン打たれた球なんか、ほとんど曲がらない球威のないスライダー。2塁打、2塁打、四球、暴投、3ランでは次回はビハインドでも使えないよ。
逆に西口の方が持ち球は少ないが150kのストレートでも回転がよいのか空振りが取れるので良いような気がするんだけどなあ。
しかし、佐々木ローキは思ったほど難攻不落ではない感じだった。多分他球団でもストレートが高めに浮いたり右に逸れる傾向はチェックしていたはずなので手を出さない。ランナーを出してからは球速も落ちるしフォークも落ち幅が減る、ということは周知の事実になってしまった。ただ不思議に山崎の時だけは浮きも逸れもせず内角の厳しいコースにズバズバ決まっていたが。
要は四球でランナー出せばチャンスあり。ランナーなしならチャンスなし、かも。
そして気の毒なのは和田である。まさか二戦でいいところなし・・・二軍行き、はないだろうが今日は印象が悪かった。西川や浅村などランナーありでのフォークは落差も少なく捕球点はストライクゾーンで球速も145kくらい。(それでも普通の投手のストレート並みだけれど)
しかし和田はほぼランナーなしのため150kで落差の大きいフォークを連投されていた。これでは主軸だって打てなかったのだから三振しても仕方がない。
ただ、守備面では、まあまあの期待をされてライトに就いたと思われるが岸の失点の中村のフライは印象が悪かった。中村自身が「ああ、打ち上げちった・・」みたいにゆっくり歩きだしたような当たり。TVで見ている限りでは「ああ、ちょっと前にチャージしても届かないか、まあファウルだしな」とタラタラ走っていたらフェアになった・・・ように見えた。普通ならファウルだからこそ2アウトなのだから全力で前進してスライディングに挑んでもよいはず。ランナー2塁なんだし。
でも実際は違ったようにも思える。今日は打球がかなり風で戻されていた。
なので和田は「このくらいの走りでチャージしていけばちょうど落下点あたりにいける」と判断したが思ったより打球が戻ったので、もう間に合わなかったというケース。苦笑いしていたのでそうなのかもしれない。
しかし、普通は始めは猛チャージをかけて落下地点近くまで行ってから風の様子を見て前進するなりバックするなるするはずだ。そしてライナーじゃなくPOPフライなので捕球が間に合わなくとも大きく後ろに逸らす危険性はない。なので捕れなくても前に落とせばバックホームはまにあわないがセカンドへ送球はできたかもしれない。いずれにせよ外野手としては良くない、としか言いようがない。
しかし、それくらいは首脳陣も織り込み済みだろうから途中で交代させられたのは佐々木ローキが降板した後の打席内容であろう。
公式戦無安打で今日も3三振をしていたため「また二軍落ちか?」という気持ちが出たとしか思えない、西野のさほど早くもなく厳しくもない真ん中近いストレートを見逃し。これは振らなければいけないボールだった。初球でゴロ凡退・・・という結果が怖くて手が出なかったのだろう。そして最後もきわどいコースではあったが追い込まれているなら振らなければならない。それが見逃し三振。ああ、これは去年の和田に戻っているな、ということで交代だったのではないか?
そして追加点のチャンスもあった。1アウト1,3塁でバッター小郷。小郷はオープン戦の終盤はセンター小深田のためにほとんど打席がなかった、しかし代打は送れない。和田、田中をスタメンにすれば外野は小郷だけ。あとはいないのである。特に和田は本職の外野とは言えないのだから外野のサブが常にたった一人ということになる。まあ、辰己をいずれあげるのだろうが、内野ばかり控え選手を置かないで外野ももっと増やしておくべきだろう。また、TVには映っていなかったがこの場面は内野は前進守備していたはず。ならば久しぶりの小郷が外野フライかヒットを打つと思っていたのだろうか?セイフティスクイズは難しいだろうが走らせてのスクイズならけっこう成功したような気もしたなあ。特にこの場面で追いついておかなければ9回に益田から1点取れるとは限らないわけで。
しかし9回。楽天はしぶとかった。采配ももうギャンブル的になっていたが。村林に銀次代打は当然。そして銀次一塁なら小深田代走も当然。しかし本来は守備の時に鈴木サード、銀次ファーストはできなくなった。この結果、小深田サードというかなり不安な守備体系になったわけだが。
しかしランナー小深田で炭谷がバスターエンドラン・・・うまくミートしたがエチェバリアがあの近い距離で打球を止めてファーストはアウトという恐ろしいプレイ。けど小深田はセカンドへ。
ここで今日のヒーロー西川が確実に・・・しかし本来はセンター超えサヨナラ打を狙った大飛球。捕られたが、最低限ができて同点延長にまでこぎつけたのは西川の勝負強さだったと思う。
そして、松井がランナーを出すも何とか抑えて相手はクローザーでない投手が登板ということで有利にはなる。しかし鈴木に抑えらえて延長11回へ。ここで松井は3三振と実力を見せたがさすがに3イニングまたぎは無理なので11回裏に点を取らないと、渡辺(ゆ)、西垣、小峰という僅差での経験がない投手と、先日変化球で苦しんだ藤平しかいなかったのだよねえ。対してロッテにはまだ小野が残っていた。
しかし抑えて延長11階へ。
そして、いろいろ言われただろうが石井監督が一軍に残して起用し続けた小深田のヒットが勝利への第一歩となった。このへんを見てたんすかね。まあ現状では守備はアレだけど、打撃では山崎より良いですからね。つまり山崎は1シーズンで250.は打てないと判断されているのかもしれませんなあ。
そして送りバントでなく炭谷にエンドラン指示。一応進塁打になったけれど2アウト。
そしてヒットのない田中。特に今年も右ではヒットは打てていない。ただ12回の守備を考えれば川島を代打というわけにもいかないしね。
そして田中は不格好だけれどサヨナラヒットを打った。センターを超えたとはいえ、普通の守備なら平凡な打ちそこないのフライではある。できるならフェンス直撃くらい打ってほしかったがまあ、それは贅沢だろう。相手外野手が前進守備なら大きなのを狙わないで普通の外野フライを狙うくらいのつもりなんだろうし。
ま、今日は浅村も島内もタイムリー、茂木の代わりの渡辺佳も四球に2安打と茂木以上の結果を出した。ホームランはないけれど投手がよければそこそこ勝負にはなりそうな気配。ギッテンスは今日2ベース、マルホは犠牲フライとまずまず対応しているが、たぶん早くて4月の第二週くらいの昇格かな?と思っている。だってレフトとDHがうまってしまうのだからねえ。
しかし今日は一昨日と違って最後までどうなるか?という初めての公式戦で盛り上がったとは思います。でも実際は電話とか来客が来ると嫌なので録画して30分遅れくらいで見ているわけで。
終盤の残り録画時間を見ると「ああ、これ9回に点を入れて延長になるな」とかある程度予測できちゅうのは困りますね。今日のような展開ならよいのですが9回裏楽天の攻撃で残り録画時間が7分ならもう負けってことがわかっちゃいますからねえ。
まあ、しかし、今日一番良い!と思ったのはノーヒットだった島内。ファウルで粘りに粘ってからのタイムリーヒット。肝心なところでも勝負強さは今年も健在ですね。
さて来週はこれまた強敵のオリックス。山本、宮城のwエースは表ローテらしいので山崎福と誰でしたかねえ?吉田、杉本はむろんですがラベロという選手もホームランを打っているので注意でしょうね。
※拍手コメントありがとうございます。
★大阪近鉄さん、岸はスライドは慣れてたでしょうし、球速も出ていましたね。不運な当たり以外は一発も貰わず、球数が多くなって6回で降りたほかは完ぺきだったと思います。
★りりはちさん、安楽は実績ない選手ならファーム落ちくらいの内容でした。茂木はPCR検査陰性でも発熱が治ってプレイできるようになるまでは一週間は最低必要ですね。長打はないですが佐々木ローキから四球、強い当たりの逆方向ヒット、西野からもヒットという渡辺佳はスタメンでも見劣りしませんね。また山崎が打てないようならショート小深田でもセンターよりはよいと思います。
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