- 2022/06/26
- Category : 楽天イーグルス
監督のコメントも最もだけどなあ
それは確かにそうで、代えた投手が打たれていたら「なんで抑えていた辛島を代えたんだ」と言われるだろうしアタシもそう思ったかもしれない。しかしこれは何というか実も蓋もない、というか開き直ったコメントにしか思えなかった。
辛島はこれまでも非常によかったが今日はそれ以上に良かった。あの強力打線を6回2安打零封。山川も外野にこそ飛ばされたが無安打。
この山川を抑えていたのが続投に関係したかと。
昨日の田中も川越は別として山川には細心の注意を払った投球をしていた。それでも普通なら打ち上げたフライがスタンドインしてしまったわけである。今日は完全に抑えている辛島に代えて、安楽やらソンやら鈴木ソラ、西口誰でも一発を浴びる可能性はかなりある。ましてや2点以上リードしているならともかく0-0だとなれば、「今日はまるで合っていない」山川に打順が回る7回、球数も少なかった辛島続投も納得がいかないわけではない。
でも。でも。球数が7回終わりでこれまでの最多投球数だったとしてもナイターやドームが多かったこれまでと真夏日の今日では消耗度合いは違ったはず。現に山川への死球はスライダーが抜けた球。そして、復帰後の辛島は以前より球速が増している。前は133~134kだったが今年は137~138kとあの年齢で数キロアップしているのである。緩急とコントロールで凌ぐ辛島にとってはこの数キロアップはかなり有利になっていただろう。しかし7回は球速はもう133kを超えることはなかった。要はいつもの球数より体力は限界に来ていたとみるべきだろう。結局、1割台のジャンセンに打たれたのは山川に死球を与えたほどには曲がらなかった抜けたスライダー。
状態を確認すれば本人は「いけます」というだろうし、ベンチでは球速は見えるだろうが2アウトまでいったので余計な投手は使いたくなかったということだろう。
これまた「出し惜しみ」的な感が多いが。昨日投げたとはいえ、交流戦中は3連投もみんなあった。普通なら辛島は6回で終わりだから今日も7~9回は用意はしていただろう。だが試合はどちらも打てない0-0。延長の可能性も高い。となれば、7~12回一人でも多くの勝ち継投を用意しておきたい。松井、安楽、ソン、鈴木ソラ、西口・・・これでも7回からでも11回までしかおおらず、今日投げた渡辺(ゆ)、福井とかビハインド要員もいれなければならない。
となれば、被弾後にヒットを打たれても代えなかったように何としても辛島に7回を投げてほしかったのだろうが、見ている方としては限界に気づいてほしかったきもした。
とはいえ、本当の原因は山川に一発打たれても余裕です!くらいの点数をとれなかった打線であり、打線の責任は監督にはないだろう。
特に情けなかったのは銀次ミノサンゲッツーの場面。
エンドランならボール球でも絶対に当てなければならないので空振り三振ゲッツーも仕方ないケースもあるでしょう。でもあの場面はエンドランがファウルで決まらずフルカウントでのランナースタート。これは誰もが知っているように、ボールなら四球で自動的に1,2塁。ストライクならバッターは打って、ヒットなら上手くいって1,3塁。ゴロでも走っているからセカンドはセーフという狙いでありますね。
なので明らかなボール球ではなければバッターは何とか当てるくらいはしなければなりません。普通なら人によっては見逃すような際どいボールも打たなければならないはず。
選手も人ですから空振り三振するときもあるでしょう。でも銀次のように見逃し三振はありえません。しかもど真ん中。どうも見た感じでは「予想していたのとは全く違うスライダーが来て手が出なかった」ように見えました。でも普通はどんな球種でも当てにはいく、つまりスイングはするはずですが。
フルカウントになって銀次にはエンドランのサインは取り消しと伝わったはずです。そして島内には「走れ」というサインがでたはずです。しかし銀次はカウントを間違ったのか?島内は走らないと思っていたのか?普通に一人で打っているときと同じバッティングをしたという事ですね。元々、銀次は若い頃、けっこうボーンヘッドが多い選手ではありました。ただ、すでにベテラン中のベテランになっている銀次がこれをやると見ていて本当に残念な気持ちになりました。
また、送りバント空振り三振でさすがにマズいと思ったのか岡島を昇格させて西川はスタメン落ち。まあ他チームと比べれば貧弱ではあるが、今現状では最も打てそうなメンバーではある。これで安打がでないのは、もうベンチがどうこうより選手個人の能力の問題でしょう。
しかし、岡島昇格の代わりに二軍へ行ったのが田中なのは疑問。単に「一軍じゃ打席を与えられないから二軍で打撃をメインに戻してこい」という意味であればよいのだが。
「少し休ませたら、また西川1番だ!」という意味で西川を残したのならなんだかなあ・・・でありますね。
田中は確かに代打には起用できない。使うとすれば代走か守備固めのみ。元々、守備は肩も強いし西川より上、走塁は同じくらいだが盗塁技術となると西川が遥かに上。だが、現状では西川を代走でも守備固めでも使うことはできないだろう。別に「調子が上がるまで戻ってくんな」とは言わないが本人が「出塁や長打、盗塁も多く足に疲れが出ていた」と言っているのだから10日くらいOFFをあげればいいのに、と思ってしまいますな。
岡島に関しては今日はまったく良いところはなかった。しかし守備は肩の強さも含めれば西川より上かもしれないし、去年も低成績で一軍にあがり数試合はダメで叩かれていた記憶がある。そして数試合目あたりから急にチームの柱か?というような活躍をしだした記憶がある。なので、あと数試合は様子を見てほしいし、たぶんベンチもそうすると思っています。もし3試合くらい岡島がノーヒットだからといって「やっぱりこっちだ!」と西川を1番で起用するならもうこのチームはお終いですからね。
さて、前回も書いたように明日は早川なので5失点くらいする可能性は大だと思います。今日、解説の青山氏が言っていましたが「ここと思った場所にスバスバ行くのは年に数回」とか。明日は早川のそんな日ならいけるかもしれません。また、早川は最近5~6回の失点を気にして早い回から飛ばさずに抑え気味に入っている感がありますので、「今日は勝ちパターンリリーフ全員使うから飛ばしていけ」と指示して5回OKで行けば何とかなるかもしれません。
茂木が上がり、岡島も上がった。これで隠れている「希望」がギッテンスのみとなりました。里崎氏は内田、横尾、岩見なども控えている希望の星みたいに書いていましたがベンチではまったく期待してないように思えます。
来週は絶好調で吉田も戻ったオリックス、そして佐々木ローキをスライドさせて充ててくるという噂のロッテ戦。もう4位になっているかも。
ただ、8月頭くらいまで4位や5位でも混戦になり1位まで3~4ゲーム差につけていれば、ギッテンス加入で終盤に抜け出す!という明確なビジョンを持っているのであれば、今月の勝ち負けに毎試合文句を言うつもりはないのです。
とはいえ、日曜日は勝ってほしいですよね。
※拍手コメントありがとうございます。
★通りすがりさん、確かに打撃コーチや守備走塁コーチはそれぞれ理論が違ったりしますから有能なら同じ人が良いですね。監督は・・・最終的に三木谷氏が決めるなら再度、デーブとかもあり得るわけで、今のままでもいいかと。ただ、今年4位以下だと代えるしかなくなりますね。
★鷲ヲタクさん、おっしゃるように一年持たなくとも戦力になる選手は調子の良い時期だけ起用すればいいんですよね。ただ見切りが遅いような気がしています。
★大阪近鉄さん、9億でお願いして来ていただいた田中ですから次回も炎上した時にベンチがどういう対応をするのかが見ものですね。
★クッキーさん、こちらこそありがとうございました。拍手コメントをいただけるのは本当にありがたいのです。ただ、当方硬式野球経験者ではないので、あくまで素人の意見です、その分、割り引いて読んでくださいね。ははは。
★りりはちさん、岡島は数試合後にはヒットが出始めると思っています。ただ不足しているのは長打なので、去年ディクソンに100打席与えたように和田に10試合40打席くらい与えても良いような気がします。どうせ打てる人いないわけですしね。

にほんブログ村
PR